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転送量の見分け方 |
まず、転送量とはなにか? ウェブサイトはブラウザを用いて観覧することができますが、ブラウザでは、サーバーに置いてある情報をダウンロードして初めてページとしてみることができます。ページに関する付随するもの、それは画像ファイルであったり、スタイルシートファイルであったり、大元に なるHTMLファイルであったります。それらを一旦全てPCの中に取り込み、ブラウザで表示します。しかし観覧するユーザー側で、取り込むファイルを制限することはできません。表示に必要なファイルを全てダウンロードしなければ、おかしなページになってしまいます。 ユーザー側でファイルをダウンロードするときに、PCが動作します。それは、ファイルを取り込むときの動作です。 それと同時に送る側、すなわちサーバー側でも動作をします。それはファイルをアクセスしている人に渡す動作です。 このようにして、受ける側と、渡す側両方が成り立っています。 この渡す作業が、転送といいます。サーバーからユーザーに情報を、インターネットという回線を使い転送するのです。 転送はサーバーの負担と同じです。 このときに受ける側は1人です。1人につき1台のPCを使用しています。しかし、渡す側は相手が常に1人とも限りません。数人が同時に同じ ページにアクセスしていると、数人同時に情報を渡さなければなりません。そうなるとサーバー側に負担となっていきます。数人が数十人 、数百人と同時にアクセスすると中には追いついていけないサーバーも出てきます。 さらに1台のサーバーマシンを数人から、数十人で共有して使っている場合には、共有者全員がその負担を肩代わりしなければいけない状況も出てきます。 そこである一定の、約束事を設けます。それが転送量です。 サーバーに応じて違うスペック。 レンタルサーバーではそれぞれ違うサービスを提供しています。またサーバーマシンもそれぞれにスペックが違います。それに従いどれほ どの転送量に耐え切れるかはページ容量とアクセス数に依存します。アクセス数が少なくてもページサイズが大きければ、転送量も増しますし、アクセス数が多くてもページ容量が小さいのであれば転送量は少なくて済みます。 実際のところ、あなたのページ容量とアクセス数を考慮してみる必要があります。そしてあなたのサイトの転送量が、サーバー側のサービス内で収まるかどうかを計算してサーバー選びをはじめるといいのかもしれません。 転送量無制限のうそ、本当 サーバー側で転送量の規定を設けていないところがあります。無制限ということはいくらアクセス数が多くても、サーバーに負担がかかっても構わない。と言うことを意味しますが実際には違います。 転送量無制限と言っても、大まかに規定を設けていないだけの話であって、あまりサーバー負担がかかるということは、すなわち、同じサ ーバーを共有している人たちに負担がかかるということになります。あまり負担がかかるサイト運営者に対しては、警告や忠告またはサーバープランのランク上げの相談という形、もしくはサーバー移転の相談という形で連絡が入るかもしれません。 しかしそうなるまでには、概算で数千〜数万/日といったアクセス数が必要です。仮に一時的にアクセス数が増大しても、一時的なものであれば、大丈夫なようです。 もし気にかかるようでしたら、転送量無制限のサーバーよりは、規定を設けているサーバーをお探しの方が良いかもしれません。規定を設 けているサーバーは転送量超過に対し、決まった金額を清算すると言う手段を用いています。 |